葉的MANHATTAN☆HOUR
試運転

【2013.12.27 Friday 12:48
再開に向けて試運転ちうです。

author : watanabe-yo
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大玄関へいそげ

【2009.10.17 Saturday 23:32
葉的Mアワーにお越しのみなさま。
実はちょっとシステムメンテナンスがあり、ワタクシの部屋のURL設定が少し変わりました。
更新が遅いナ〜と思われた方、ごめんなさい。ワタクシ自身、どういう見え方になるかわかっていなかったもので、お知らせが遅れてしまいました。

で、まずはいったん空色庵の大玄関へお越し下さい。
そこから改めて左側にありますワタクシの部屋にお越しいただければ大丈夫です。葉的MアワーのURLをお気に入り設定してくださっていた場合は、上記の手順に従って、メンテ後のURL、つまりコチラですね、コチラをお気に入り設定しなおしていただければ、以後は問題ありません。

そうそう、大玄関からお入りになったついでに、他の方のお部屋もどうぞご訪問なさってくださいませ。空色庵住人のお部屋、どんどんオープンしておりますからね♪

というわけで、新設定URLにてお会いいたしましょう〜
ニャニャムジカ姫もお待ちしてますニャ
author : watanabe-yo
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去りゆく9月に。

【2009.09.29 Tuesday 20:45
 みなさま、9月も終わりですね・・・

そしてワタクシはやっと、衣更えをしました!

9月のニューヨークって、普通はまだ「夏の名残り」という雰囲気が強くて、そんなに寒くならないんです。今年は冷夏で9月も早々に肌寒くなったのですが、なんだかすぐに秋冬ものを出す気になれなくて・・・

まだ夏の光が残る、9月のセントラルパークへいそげ!

一週間前の話になってしまうけれど・・・久々に会う友達と、こっそりワインを持ち込んで(内緒ですよ。しぃ〜っ)ピクニックしていたのです。樹々の葉っぱはまだ緑だけれど、ところどころ黄金に変わっていて・・・

風が吹くとササーッと音を立てて金色の葉っぱが舞ってくるのです。そんな木の葉をちょこんと頭にのせて飲むワインもまた美味し♪

こんなにかわいい「ふたりヒルネ」風景も見つけましたよ。でも日が落ちるとひんやりしてきます。温かいスープが恋しいこのごろ・・・

とっぷり日が暮れた公園の、なんていうんでしょうね、トンネルというよりも広い、地下の広間みたいな空間があるのです。そこでひとり、ギターをつまびくお兄さんがいました。

音楽家はいいなあ。こういう楽器がひとつできたらいいなあ、と心から思います。

さてさて。週末はこうしてのんびりするけれど、平日は至って地味なワタクシの日常です。朝起きて、猫に怒られながらご飯あげて、顔を洗って、髪をマキマキしながら(ホットカーラー使用)、「なんちゃってヨガ」をやって・・・。低血圧のせいかな、朝のしたくに時間がかかるのです。目覚めてから最低2時間して、ようやく家を出ます。家を出るころはもうヘトヘトよ(笑)

そうしてオフィスで朝ごはん。定番はクリームをちょっと入れた深煎りコーヒーと果物、そしてヨーグルト。

ランチには前の晩にサンドイッチと、野菜関係一品(というほどもない、生野菜とか簡単なソテーとか)を用意します。毎日、朝のフルーツ+ヨーグルト、そしてランチを持って地下鉄に揺られ、通勤しています。

オシゴトの大半は翻訳です。紙の辞書も助かるけれど、オンライン辞書にはほんっと〜うにお世話になっています。頭が上がりません。

月〜金はほんとに、毎日そんなに変わらないのです。ワタクシのキンロー状況については以前のブログ にてお伝えしましたが、職場内の細かな状況は変わっても、その後も基本は同じように毎日コンピューターに向かい、デスクでささやかにランチを食べ、周囲のビルを眺めては気分転換をし・・・そんな毎日をすごしています。

だからこそ、日常からちょっぴり“旅行”できる日は朝からワクワクしてしまう! 以前からお読みくださっている方にはお馴染みの話題カナ? ワタクシはメトロポリタン美術館(略称“メト美”)を心から愛しておりまして、夜9時まで開館している金曜日はかなりの確率でメト美に赴き、美術のお勉強をしておるのです。

メト美名物、エジプト展のデンドゥール神殿も、夜はこんなふう。「ここはナイル河畔かしら・・・」などと一瞬錯覚!?

美術館というよりは、博物館かもしれませんね。ここはいろんな部門があって広いので、通勤帰りのメト美受講ではいつも「今日はここ、とここ」といったふうに、特に好きな部門や新しく展示の模様替えをしたところを見るようにしています。

ワタクシの好きな部門のひとつは、18世紀ヨーロッパの内装部門。はい、ワタクシ前世がパリジェンヌでその前はボヘミアの騎士だったもんですから、いや〜なつかしいなあ。(←妄想癖) さ、では行ってみましょうかね。

しかし、普通の食器(とはいえ、たぶん貴族のものだけれど)なども、思いがけずニッコリしてしまう飾りが施されているんですよ。

剣で戦うチョウチョさん。

だれがなぜこのようなモチーフを選んだのか!? しかも後ろには「決闘に敗れて息絶えた(?)チョウチョ」が横たわっている、不思議な現実っぽさ。ちょっと仮面ライダー的でもありますね。

小鳥ちゃんかと思いきや、ミョーにリアルなオサカナちゃん。

ムツゴロー的なオサカナちゃんがぴょっこり顔を出しているこれは、お砂糖をいれる壷の蓋でした。

これはワタクシの居間のシャンデリアなのです。

そしてこれは僕の寝室さっ。こういう明かりが現在の寝室にも欲しいものだ。

困っているのか笑っているのか、微妙な表情でヒトを魅了するワンコ。と思ったらワンコじゃなくて、雌ライオンさんだそうです。

この方は、カレシ。

こ、この方は・・・。

調べてみたら、この方は「マンティコア」という伝説の動物で、ライオンの身体にニンゲンの男性の顔がついているのだとか。どうします、みなさん。夜道を曲がったらこんなヒトがいて、「ケケケーッ」なんて笑っていたら!?

掌にのるような、小さなティーポット。どんなお茶を飲んでいたんでしょうね? 蓋をよく見てください! 蛇が「シャ〜ッ」というと、取っ手の翼竜が「ギャ〜オ!」と返す。作った人も楽しんで作っていたと思うし、使った人もこれでお茶入れるの、楽しかっただろうなあ。ワタクシならこのポットで濃いめのミントティーを煎れ、きれいなガラスの、はちみつを入れた小さなグラスに注いで飲みたいなあ。

ひとりでお話をつくりながら館内をうろうろしているうちに、あっと言う間にメト美閉館時間が近づいてきました。

最後にはいつも、ギリシャ・ローマ部門を通って帰ります。いちじくと同じく(あっ洒落じゃないよ)、ワタクシは好きなものは繰り返し味わうタイプでして・・・

たとえばこの紅。この色合いに、そして表面の風合いに、いつも目が釘付けになってしまう。

そしてこの部屋。

これは、アウグストゥス皇帝時代の、ポンペイのそばの宮殿の寝室なのです。漆のような、墨のような黒と、「トロンプ・ルイユ というだまし絵の技法を使った、何か不思議な空間です。

いつかある日、世界の終わりが訪れるとしたら、わたしはこの部屋にニャニャムジカ姫を抱いて座っていたい。壁の向こう、どこか遠くからドーン、ドーンとくぐもった音をたてて世界が崩れてゆくのを聞きながら、この壁の漆色を眺めていたいのです。

なんでそんなことを考えるんだろう? 不思議だけれど、この部屋にくると必ずそう思う。そしてその日が待ちきれなくて、なぜかいつも切なくなってしまうのです。

メト美にいると、時間の流れがほんとうに惜しくて。さ、下校の時間ですよ・・・

マンハッタンも、日が暮れるのがすっかり早くなってきました。みなさんのところもそうかしら。暖かくしておすごしくださいね!

 

 

author : watanabe-yo
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秋に深まるそれは

【2009.09.19 Saturday 01:02
 みなさまの土地にもきっと、秋が静かに訪れていることと思います。ニューヨークでは先週ずっと寒い雨が続きまして、激しい(しかも冷たい)雨が突風にあおられ、横殴りに降り続ける・・・なんて風景が続いておりました。

こんなときはやはり少しメランコリックになってしまうものです。わたくしはドイツに住む友人がポルトガル旅行のおみやげに送ってくれたファドなど聴きつつ、ひとり郷愁の涙にくれておりました。(しかし赤ワインがウマイよドンドン、などと机を叩いたりもしておりましたが・・・)

キッチンの窓から見える、隣のアパートの屋上庭園。雨にけぶる緑もまた愛しくて。

そんな日、猫は眠くてネムクテたまらないのです

嗚呼そして。初秋のこの季節にワタクシを夢中にさせる罪なお方、それは・・・

 

はい。先週に引き続き、秋の訪れと共に深まるこの愛。わたくし、ウマシカのひとつ覚えといいますか・・・「好き!」と思った音楽は飽きるまで毎日でも聴き続けるし、同じく「好き!」と思った食べものは毎日飽きるまで、あるいは旬が終わるまで食べ続ける傾向があるのです。いつからこうなったのかな。昔むかーしあるところにおじいさんとおばあさんと一緒に住んでいたころは、「ちゃんとバランスよく食べなさい」と言われ素直に「ハイ」と答えていたのですが・・・

でも、旬のものって、きっと食の陰陽五行においてはきっと、道理にかなった食べものなのではないかしら。夏が旬のキュウリなどは身体をクールダウンしてくれるし、冬が旬の南瓜などは身体を温めてくれる・・・みたいに。

で、まあともかく、この方の登場なわけです。

朝のコーヒーと共に、ふぃふぃふぃフィグ&バナナで幸せに目を閉じる一瞬

先週もお伝えしたこのフィグ愛。秋とともに深まるばかりなのです。だってね、フィグ/いちじくの旬って短いでしょう。だから、愛おしさも増すのです。だからお昼にも食べちゃうのさ! さあさあっ!!

前回みなさまにいただいたコメントに刺激され、サラダを作ってみました。こういうサラダは「即興」でいろいろ試せるのが楽しいところ♪ 本日のお昼はルッコラといちじくの上に、フレッシュ・シェーブル・チーズをちぎってのせ、バルサミコ&オリーブオイルのドレッシングをふりかけたもの。ここにクルミを散らしたら完璧なのですが、ワタクシはナッツが食べられない身体になってしまったので、残念ながら割愛です。ルッコラのほろ苦さ、フィグの甘さ、チーズのまろやかさにバルサミコのコクのあるまろやかな酸味、そしてオリーブ油のフルーティなおいしさが調和して・・・うーむこれはこれは。

と喜んでいる間に雨も上がりまして、久々にお散歩に出ましょうか。

森の中のちいさな原っぱって、ワクワクしませんか? 向こうの樹の影に、なにか楽しいドーブツ(らっぱを持ったくまとか、赤い帽子のおサルとか)が隠れていそうで・・・。昔大好きだった絵本「もりのなかを思い出してしまう。

梢から覗く青空に吸い込まれそうな気もして・・・

さて、フィグ愛はまだまだとまらない。生フィグも最高ですが、干したのもまた、種のプチプチ感が増してたまりませんよね。折しも、風が少し肌寒くなってきて、これはオーブン初火入れにうってつけかも。

というわけで、新すみかの「かまど始め」となりました(←注・これは葉的造語でして、こういう言葉があるかどうかは至って疑わしいものです)。

記念すべき「かまど始め」は焼き菓子の定番、カトルカールで。パウンドケーキ、バターケーキともいいますね。ワタクシはフランス語のカトルカールという言葉が好きなのです。なぜかというとそれはワタクシがパリジェンヌだから! というのはまあ真偽のほど審議中ですが、「カトル」=「四つ」、「カール」=四分の一」。どういうことかというと、このケーキに使うバターと砂糖と卵と粉はすべて同じ重量なんです。つまり、四種類の材料それぞれが「全体の四分の一」をなしている。「四分の一が四つ」という名前のケーキ、というわけ。

ああ回りくどい説明になってしまった(汗)

エートとにかく作りましょう。(1)室温にしておいたバターを泡立器でホイップして、(2)三温糖を入れて混ぜまぜして、(3)そこに卵を入れてさらに混ぜまぜして、(4)粉もいれてさっくり混ぜて・・・

そこに4つ切りにした干しいちじくを放り込むのです。それそれっ

これを、あらかじめバターを塗っておいた型(卵2個=140グラムで、他の材料も140グラムにして、直径16センチ丸形が一個できます)に入れて、180℃で25〜35分焼くだけ。

オーブンから漂うバターと砂糖と卵の匂いというのは、至福のひとつのかたちですねぇ。煎ったコーヒーを挽くときの匂いや、ふと漂う薔薇の匂い。あるいは、ケーキそのものが胃に収まる瞬間とか、コーヒーそのものを飲むときよりも、その前の「匂い」のほうがワクワクしたりする。もちろん、そうした「メインの体験」そのものも非常に楽しく喜ばしいわけですが、ある意味、恋愛とか「夢」にもそういう“香りを楽しむ”(←抽象的な意味で)という部分はあるのかも。

 さて、焼けましたよ。この手のケーキは焼きたてもいいけど、少し置いて味がなじむとおいしいですね。

ヒメヒメもお茶の準備オッケーよ

 ・・・だそうなので、ミルクティーでも淹れましょうか。秋を迎えるひととき、みなさまのところにも、甘い香りが届きますように♪

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すみか通信2 & September LOVE

【2009.09.08 Tuesday 12:20

みなさま、いかがおすごしでしたか? 9月最初のManhattanHourですよ!

ダウンタウンの、ワシントン・スクエア・パークにて。

 アメリカ合衆国では、9月最初の月曜日はLabor Dayといって、お休み。勤労感謝の日みたいなもので、3連休になります。しかし多くのアメリカ人は8月にバカンスを取るので、このタイミングでキンローに感謝しちゃってもよろしいのかしら??

僕らにバカンスはなーい! 

・・・食べもの探しに多忙なリス君談。

素朴な疑問を抱きつつ、3連休は嬉しいものです。この数週間、週末といえば引っ越しに大わらわだったワタクシ。ようやく新居がほぼ片付いたこの週末は、友人と会ったり、ダンスのレッスン(今度報告しますね♪)を受けたりして、ゆっくりすごすことができました。

さて、今週は2本立て。まず、プチすみか通信その2ですよー。今週の「すみか新部員」は、この方です。

 

どーんと置かれたデカ・段ボール箱。ここにはワタクシ&ニャニャムジカ姫の“時間”が詰まっています。

ん? それってどういう意味? 

流れ出す白い物体は、とあるゲージツ家の現代美術・・・・じゃなくて

このたびいくつか家具を買い足したのですが、これはそのひとつ・・・エスプレッソ色のラブシートなのです。アメリカでは「ソファ」というと3人掛けくらいの長いものを指し、2人掛けのコンパクトなものは「ラブシート」と呼ぶみたい。

うう、LOVE・・・

現在のワタクシにはあんまり縁のない言葉ですけど、ラブシートが家にあればラブが寄ってくるかしら(横目)

いやいや、何を言ふのじゃ。友人たちとか、愛する空色庵訪問者のみなさまとか、最愛のニャニャムージカ姫とか、LOVEはいっぱいあるじゃんか。ああよかった(安心)。そうなんです。段ボール箱にはワタクシとニャニャムジカ姫がここですごす、ラブリーな時間が詰まっていたのでしたわ?

なんだか語尾が乱れがちですが、それはいいから早く組み立てようぜ、と某大工愛好会会員(=ワタクシ)が言うわけです。基本的には背もたれ+座席に、左右の肘掛けをくっつけ、4本の脚を入れて終わり。組み立てに使うのは「六角穴付ボルト」と「座金」です。もともと名称を知っていたわけじゃなくていま調べたんですが、こういう言葉を普通に使うのってカッコいいな。

この丸いのが「座金」で、ここにボルトを組み込み・・・ちなみに「座金」は英語では「ワッシャー」だそうです。いくぜ、ワッシャー!!! と妙な盛り上がりを見せつつ、

六角棒スパナでねじ込んでいくわけです。くぅ〜っ、楽しいね!

はいっ。できましたよ!

うれしいニャ

 

さて、リビングが整ったところで、今週のお題その2に行きましょうか。

念願のガスコンロ。嬉しい理由のひとつは、大好きな月兎印のケトルが使えるから!

いままでのお部屋のキッチンはほんとうに小さくて、冷蔵庫もままごとサイズだったのですが・・・新しいすみかの冷蔵庫は念願の普通サイズ! おいしいものを見つけても「これ、冷蔵庫に入るかなあ?」と悩まずに買えるのって、なんて贅沢でうれしいことだろう♪

と喜びつつ、フト冷静になって、自分の冷蔵庫の中身を点検してみたんです。

 チーズ、5種類
 ヨーグルト、たくさん
 ワイン2本(今年はロゼばかり飲んでいます) 
 野菜(セロリ、キノコ類いろいろ、エンダイブ
 生ハム&「サラミ・ロサ」という食べやすい味の薄切りサラミ
 グリーンオリーブ
 オリーブ油に漬けたアーティチョーク
 そして・・・

ええとまず、完全に酒呑みの冷蔵庫です(苦笑)。そして乳製品が多い。これが日本なら、おいしい京都の漬け物とか、明太子とか、愛する鰆の西京漬とか、そしてマンハッタンでは簡単に手に入らない茗荷や紫蘇の実なんかを入れておきたいのですが・・・郷に入っては郷に従えといいますからね。Do in Rome as Romans do、というやつです。すべての道はローマに通ず。ローマは一日にして成らず。

ええと、ことわざ★Hourじゃなくて・・・

乳製品が多いとか、酒の肴しかないとか、ツッコミどころはいろいろありますが、問題はこの「そして・・・」なんです。

これ、なにかというと、

ひとりで食べるには欲張りすぎる量のフィグ。実はこの写真撮影後、もう一パック買ってしまい・・・食べるヒトは自分だけなのに3パックものフィグを抱える、煩悩に満ちたワタクシです。

そういえば、「いちじく」と言うときいつも少し緊張してしまうのです。自分はいま「いじじく」と言わなかったか? 確かに「いぢぢぐ」と言っだようなぎがずる・・・・

・・・・。

ワタクシの日本語能力に限りなく挑戦してくるこの果物。しかしこのヒトを、いやこのフィグを、ワタクシは限りなく愛しているのです。

昔、育った家にいちじく(←日本のおうちですからね、ここではフィグではないわけ)の樹がありました。この樹から採れる実はどちらかというと薄味で、水っぽい果物だなあと思っていたのですが・・・

ワタクシを開眼させたのは、1ヶ月の語学留学をさせてもらった、南仏でのこと。語学学校付属の寮に滞在していたのですが、ここの庭にフィグの樹がたくさん植えられていたのです。日本の実家のいちじくよりずっと小振りな、黒い実。朝の散歩の途中、こっそり採って皮をむき、口に含んでみると・・・

それはねっとりと甘くて、プチプチはじける種が楽しくて、そこでワタクシは恋に落ちたわけです(やはりテーマはLOVEか)。

それ以来、夏の終わりにはこの悩ましい果実を探さずにはいられない。果物は全般に大好きなのですが、「どのコがいちばん好き? ひとりだけ選ぶのよっ」と迫られたら、フィグを選んでしまいそうです。

ロゼワインにも合う、白いチーズ&フィグ。チーズはリコッタチーズ(日本なら、裏ごしカッテージチーズが一番近い気がします)+フレッシュ・シェーブル。シェーブルは山羊乳のチーズで、少しだけクセがありますが、黒胡椒+はちみつを合わせるとすごくおいしいのです。はちみつを切らしてしまったので、ここではただ黒胡椒をぱらぱら。フィグの甘みとチーズのまろやかさが極上の組み合わせです★★★

いかん、もっとキッチンですごす時間についてレポートするはずだったのですが、溢れるフィグ愛を抑えきれませんでした。

ううむ、次回以降、改めて葉的KITCHENHOURのご報告もしてゆきたいと思います。

今週の「幸せな後ろ足

author : watanabe-yo
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風が訪れる部屋で

【2009.08.31 Monday 13:22
 みなさま、庵びらき祝いのコメントを多数、ありがとうございました。モノカキ業をはじめて何年にもなりますが、ブログという形態で執筆する醍醐味はやはりみなさまとの直接のおしゃべりにあるな〜と実感しています。ものを書くというのは「そこにいるあなたに語りかける」作業だけれど、雑誌や書籍という媒体での「語りかけ」は一方向的な部分が多い(たまにお手紙をくださる方もいて、そういう方には必ず手書きでお返事しています)ので、こうしてみなさまの“声”を聞けることはホントにうれしいの! 

きゃ〜パチパチパチ(拍手)

★ ★ ★ ★ ★

エート、やや調子が乱れましたが・・・


今週はワタクシの新しいすみか通信ですよ! 


部屋づくりって楽しい! というコメントをたくさん頂きました。そうですよね、やっぱり自分の「巣」だもの。今度のアパートはそれほどDIYをする必要はないのですが、それでも世界大工仕事同好会会員番号938575番のワタクシ、ドリルをふるう機会は逃しません♪



まずは、本棚。これは去年の引っ越しで買ったIKEAの本棚なのですが、そのまま移動させるにはチョイトかさばる。ので、引っ越しの際にはネジを外して解体し、新居で組み立てました。一応「ふたりがかりで組み立てる」と説明書にあるのですが、こんなもんはもうひとりでお茶の子サイサイです。ところでこの「サイサイ」ってなんでしょう。国語辞典を引いてみましたが特に説明はありませんでした。「再々」じゃないし、万歳の「歳」で「歳々」かな。


話がそれましたが、エートこんなもんはお茶の子だよ、という話でした。しかしこの「お茶の子」ってなんでしょうね?


エー、ともかく・・・


今回新しく、小さなキャビネットを買いました。キッチンの棚が高いところにあるので、しょっちゅう使うワイングラスやティーポットなど、簡単に取り出せるところに収納したいな、と思いまして。これを買ったお店はBed Bath and Beyondという、まあその名の通りシーツや枕などのベッド関係、バスやトイレまわりの小物を含め、カーテンやらちょっとした家具やら食器やら売っている、生活雑貨の総合店です。アメリカ全土にあるみたいなので、米国在住の方にはおなじみなのではないでしょうか。



これね、バラバラの状態で来たのをここまで組み立てたのです。夢中になっていたので「使用前」の写真を撮るのを忘れましたが・・・


で、これが完成図♪


このキャビネットは99ドルで買ったのですが、うーんやはり、もうちょっとお金をかけないとしっかりした家具は望めないのですね。ドライバー一本で組み立てられる手軽さはよいものの、ちょっとグラグラしていて・・・組み立てながらもバラバラ分解してくるし(冷や汗)。添付の金具もちょっと心もとない。しかしまあ一生懸命ネジをねじねじ留めた結果、それなりに形を保っているので、しばらくはなんとかなるでしょう。


こういう組み立て作業、ワタクシはオフィスでキンローして帰宅し、ちょいとご飯を(というか酒肴を)食べて、それからやるわけです。夜10時とか、11時とか。それなりにヘロヘロ疲れているのですが、こうして自分の手で何かをすることで、自分の生活が一瞬にして整っていく、そういう作業は嬉しいものです。


大工仕事愛好会会員ですからね、こういうものを見ると腕が鳴るのさ

ポキッ


さて、今回の一番の目玉は、カーテンでした。実はね、1年間ずっと待っていたんです。このカーテンをつけるのを!


どういうことかというと、前回にもリンクした1年前のコワーイお引っ越しの際、花柄のきゃ〜ロマンチック、なカーテンを買っていたのです。こんなカーテンをつけたら毎日楽しいだろうな、と思って。しかしそれをつけた部屋は、ロケーションが怖かったので2週間で引き払ってしまい、その後入居した部屋では窓の形が合わなくて、つけられなかったんです。(でもいつか、きっと)と思い続け、この部屋を見たとき「ここならあのカーテンがつけられる、かも!?」と思いました。


この部屋のメインの窓はけっこう大きくて、そこに前の住人が購入したという木製のブラインドがついています。



これはこれでクラシカルな感じで嫌ではないのですが、ワタクシはお花のカーテンが欲しいの!!


とレースのハンカチをキーッと噛みながら管理人のベンおじさんに梯子を借り、エキストラロングのカーテンロッド(カーテンの棒ですね)を買って、とある晩にダダダダダとドリルで壁に穴をあけ(カーテン棒などは、ただネジで留めるだけでなく、“スリーブ”などと呼ばれるプラスチックの留め具を入れるとしっかり重さを支えてくれるのです)、何度も梯子を上ったり降りたりし、つけましたよ!!



いや〜みなさま、この夏何がうれしかったって、ワタクシはこのカーテンを吊るしたことが本当にうれしかった。いまもうれしい。毎日カーテンを眺めてはムフ〜と笑ってしまうくらいなのです。花柄の透けるカーテンの手前には、銀色のカーテンをつけました。この布地、「リキッド・ゴールド」っていうんですって。確かに流れる金のような、いや銀のような・・・



ワタクシの不在中に管理人のベンおじさんが梯子を取りにきたのですが、その後で会ったときに言ってくれました。「君、カーテンの金具をきちんとつけたね。いい仕事だ」って。ニューヨークのアパートの管理人は、空き室になったアパートをきれいにするための、ちょっとした大工道具は日常やっているので、ある意味「なんでも大工さん」なのです。そういうプロからいただいたお褒めの言葉。ワタクシは思わず「やったぜ」ポーズを取ってしまいました!



花柄カーテンを透かして入る晩夏の陽射しに、ニャニャムジカ姫もご満悦のようすです。そして、窓から吹き抜けてゆく風の気持ちいいこと。


こちらは、キッチン側にある窓。ここからいい風が入るんです


先週、「風を感じる部屋」のようですね、とコメントいただきましたが、まさにそうかもしれない。それなら、この部屋は空色庵にあやかって「風色庵」って命名しちゃおうカナ〜。

カゼイロ? 却下にゃ


ん? だめだって?


なんで?


あ・・・このお部屋にはもう名前がついていたそうです。「ニャニャムジカ城」なんですって。


それでよいニャ

author : watanabe-yo
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空色庵びらき

【2009.08.23 Sunday 21:07

みなさま、こんにちは。空色庵の庵びらきにおいでくださいまして、ありがとうございます。


祝! 庵びらき!!


わたしがニューヨークにやってきたのは1995年。いろんな季節、いろんな時刻、いろんな色彩の空を、いろんな気持ちで仰いできました。楽しくてうれしくてニマニマしながら見た空もあるし、ひとりで泣きながら見た空もあります。


マンハッタンの空は、地平線や水平線は見えない。摩天楼のフレームに囲まれた空。でもこの空はいつもそこにあって(そりゃそうか)、遠いけれど近い存在であり続けてくれました。本欄ではそんな、ワタクシ的ニューヨークの空を仰ぎつつ、みなさまとさまざまな時間を共有できれば幸せです。


たとえば、公園ですごすごきげんな昼下がりの時間

・・・とか。


街はひとのように個性があって、クセや温度や気分があって、そして街とのつきあいかたはひとそれぞれに異なるもの。もしかしたら、私の見るニューヨークは、あなたの見るニューヨークとは違うかもしれません。そんな違いもまた「ふ〜ん」「へぇ〜」「ほー」という、違いの発見として楽しんでいただけたら、と願っています。


*****


ワタクシが以前、cafeglobeオレンジページに連載していたときから読んでくださっている方へ・・・


おかえりなさい! やっと「開庵」しましたよ〜☆ 図らずも、大変お待たせしてしまいました。皆様がお寄せくださるコメントやメッセージによって「もっと書こう」という元気をいただいております。本欄でもどうぞよろしくお願いいたします。


ニャニャムージカ・チャマスカヤ姫からも、

よろしくお願いいたしますニャ?


さてみなさま、どんな夏をすごされましたか? ワタクシはですね、「空に近くなった」夏でした。空色庵の住人にもなれたし、それに空に近い部屋に引っ越しをしたんですよ!


「エッまた引っ越し?」


去年のブログを読んでくださった方の中には、そう思われた方もおられるのでは。


そうなんです。でも去年のスリル満点ドキドキな引っ越しと違って、今年の引っ越しは「より豊かな暮らしを求めて」という引っ越しでした。いままで住んでいた部屋はそれなりに居心地もよかったのですが、なにぶん光が入らなくて・・・ビルの内側に向いていたんですね。で、ワタクシは昼間オフィスでキンローしているのでいいのですが、そのあいだずっと留守番している最愛のニャニャムジカ姫が不憫で不憫で(涙)


窓の外見てもつまんないしさ・・・

ママは何してるのかニャ・・・


なので、仕事に就いている今がチャンス(うなずいておられるフリーランス業の方もいらっしゃるのでは。「勤務しているという保証」がないと、引っ越しってなかなかできないんですよね)と思い、探したわけです。


世界的不況がこの場合は有利に働きまして、世界の他都市と比較しても相場高すぎのニューヨーク不動産界も、少し値下げ気味だったんです。それに新居を探す人の数も激減して、競争相手も少ない状態。なので、「え、マジすか?」と自分で手の甲をつねってみたくなるような、普通なら望めない部屋にお引っ越し叶ったわけなのです。(実際、借り手がいないので家賃を下げて貸し出したところに行き当たったみたいです)


引っ越しはワクワクするけど、ドキドキもしますね。なぜなんだろう。ヤドカリがそれまで住処にしてきた殻を後にして新しい殻に「お引っ越し」するとき、その移動の瞬間は「生身」ですよね。ニンゲンの引っ越しにもなにかそんな、「守ってくれるもの(家)がない」という切なさが伴ってしまうのかも。


ヤドカリの

むき身の姿に

我を見る


 

・・・・・。


しかし今回はよい不動産、よい大家さんに出会うことができて、穏便な引っ越しでした。実はね、同じ時期にプライベートで「大切なもの」を失って、深く静かに悲しかったのです。それはある意味で仕方のない「喪失」だったのですが、なんだかフト「何かを失うことで出会うものもある」なんて思ったりもしたのですよ。



新しい部屋もおいおいご紹介していきましょうね。いまはカーテンを揃えたり、それぞれのモノの収納先がまだ覚えきれていなくて「ん? アレはどこ!?」と探しまわったり、「最初の一歩」を楽しんでいます。

窓の外に見えるマンハッタンの空は、水色に晴れ渡っていたり、嵐の前の鈍色だったり。そんな空のようすも、この部屋からみなさまにたくさんたくさん、お届けしていきましょうね!!


author : watanabe-yo
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渡辺 葉
NY&NJ attorney
writer
translator
interpreter